大阪の古豪 八尾高校
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Mr.black
2011年06月27日 14:36 visibility2020
大阪府の高校野球の古豪・伝統校というとおそらく多くの方が連想されるのは「市岡高校」でしょう。戦前の中等学校野球時代から大阪代表として何度も甲子園に出場。
その実績プラス、帽子とヘルメットに入った濃紺の3本ラインがこの学校の印象を特に強くしています。
しかし大阪の古豪として忘れてはならない存在があります。
それが府立の「八尾高校」です。
市岡ほどではありませんが、この学校も何度か大阪代表として甲子園に出場。そして準優勝の実績もあります。(その時の優勝は兵庫の芦屋高校。)
甲子園から遠ざかっているとはいうものの、近年でも大阪大会でそこそこ勝ち上がってくる公立の雄でもあります。学力も高く文武両道の学校でもあります。
この学校、大阪府の高校野球の歴史としては長い間重要なポイントを占める立場でした。
それは何かというと「公立と私立の形勢逆転の端境期に位置していた」ことです。
わかりやすく言うと、八尾高校が最後に夏の甲子園に出たのが1959年(昭和34年)。
そしてその後、公立が夏の大阪大会で優勝したのは1982年(昭和57年)の春日丘高校まで一度も無かったのです。
春日丘が優勝するまで毎年語られていたのは「1959年の八尾高校以来公立の優勝が無い」というデータでした。
この間、大阪はいわゆる「私学7強時代」に突入していました。
PL学園、浪商、北陽、明星、大鉄、興国、近大付属、この7校が春夏の出場のほとんどを占めていたのです。(それ以外では記憶にあるのは初芝・上宮・泉州くらいです。どれも私学。)
校舎はおそらく近年に建て替えられたか大改修されたのでしょう。モダンで綺麗な建物でした。
大阪の数少ない公立の雄、八尾高校。この学校がいつか再び甲子園の土を踏む日がやって来るのでしょうか?
あいにく今まで大阪大会で八尾の試合には一度も当たっていないのですが、チャンスがあればいつか観戦してレポートしたいと思っています。
(非常にシンプルで「伝統校」というイメージのユニフォームです。生で見てみたい。)
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