「真弓監督更迭論」?? アホかいな・・・�

  • k5
    2010年10月19日 22:15 visibility274


シーズンも終わってしまいました(涙)。




今年は久々に、ストーブリーグの主役をタイガースが
飾る予感がしますが、早くも色々と騒がれていますね(泣笑)。







ただ・・・、







公式HPの掲示板にもありましたが、



シーズン前は優勝候補にも挙がっていなかったタイガースが、
優勝した中日とわずか1ゲーム差の2位だったにも関わらず、
真弓監督が「解任」だの「更迭」だのと言われていることには
非常に疑問を感じます。



私が真弓様ファンだということを差し引いても、です。




まるで某国内の反日運動かのようで、
要は負けた悔しさに対してヤケになってるだけで、
もう恥ずかしいやら情けないやら・・・。
タイガースファンの悪い癖だと思わざるを得ません。







イラチで忘れっぽい一部のタイガースファンのために(笑)、
まずここで2010年のタイガースをふりかえり、
真弓監督の功績を再認識して頂きましょう。























1、そもそも「シーズン前の真弓阪神」は以下のような状態でした。



 �赤星の穴が大きい。
 
 �ジェフの穴が大きい。




 �「主力選手の高齢化→世代交代」が避けられない課題。
  「育てながら勝つ」必要があった。



 �少なくとも、解説者等によるシーズン前の予想では
  読売、中日、ヤクルトより下だという下馬評が多かった。
  特に「読売四連覇」の意見が圧倒的。



 




2、2010年シーズンの真弓阪神を、真弓監督の功罪を中心に
  まとめてみました。




 �1番(時に3番)マートン、2番平野の固定により、
  打線の側面、機動力の側面の両面から赤星の穴が埋まった。
  関本や浅井との併用ではなく、2人の素質や能力を見抜き、
  スタメン固定に拘った結果、彼らが大活躍したのは、
  本人たちの努力もさることながら、真弓監督の功績も大きい。






 �以前から課題となっていた「走塁の意識」がある程度浸透でき、
  赤星が抜けたにも関わらず、盗塁数が激減することはなかった。
  また、チーム全体に失敗を恐れず積極的に次の塁を狙う姿も
  数多くみられ、得点増につながった。
  
 �外様や、途中入団の選手も少なくなく、かつての読売のように
  空中分解しても不思議ではない個性派集団だったが、
  それをチームとして見事にまとめあげた。
  選手個々の努力もあるが、それを促し、かつ選手が闘いやすい
  環境を作ったことで、攻撃面では鳥谷、平野、ブラゼルなど、
  キャリアハイの選手も多数輩出した。












 �大きな課題の1つである「若手の育成・育てながら勝つ」については、
  主力のケガという機会によるところも大きかったが、秋山や西村、
  坂や藤川俊介など、希望の持てる若手の台頭もみられ、
  彼らに緊迫したペナントレースを体験させることもできた。





 �徹底した攻撃野球で、攻撃面ではかなり文句ないチーム作りと
  采配を展開した。
 

  ※実は、真弓野球は非常に攻撃効率のよい野球かもしれない
   というデータがここにある。







       GB      GBR    得点   差
  中日 3694.8   591.2   539  -52.2
  阪神 4264.6    682.3   740  57.7
  読売 4213.4    674.1   711  36.9
  ヤク  3942.2    630.8   617  -13.8
  広島 3698.4    591.7   596   4.3
  横浜  3573      571.7   521  -50.7








   このコラムにあった数字(・・・ってあくまでコラムニストが作った
   得点効率を図るための数値に過ぎないが)を参考にすると、
   セリーグ6球団で真弓阪神が圧倒的に効率良い得点を
   していることが分かる。






⇒結果、四番金本、先発の柱である安藤、岩田、能見の離脱、
  久保田、江草をはじめとするリリーフ陣不振による総崩れで、
  選手ポテンシャルの総計としては最下位横浜と同レベル
  だったにも関わらず(苦笑)、下馬評を大きく覆し、2位に
  食い込むことができた。






 




ただ逆に・・・、








 








 


 �防御率が下がった


 攻撃面とは異なり、投手起用は総じて苦労した模様。
 投手起用に関しては、完全にコーチ任せという噂もある(苦笑)。 
 城島のインサイドワークが悪かったとか、コマが揃わなかったというのも
 あるが、結果として防御率は4点台になり崩壊。




 �自慢のリリーフ陣が総崩れ。


  たとえば、ホールドポイント(HP)を比較すると・・・
  2005年 チームHP 127(リーグ1位)
  2008年 チームHP 113(リーグ1位)
  2010年 チームHP  86(リーグ5位)
 
  岡田監督時代に比べ、明らかに登板過多ではないにも関わらず
  勤続疲労なのか、リリーフ陣の驕りか、かなり崩壊してしまった。
  
  先発完投数が多かったとか、リリーフ登板投手数が絶対的に
  少なかったということではない。強いて挙げれば「HPがつかない
  くらいの大差がついたゲームが多かった」ということくらい。  










  かたや今年の中日が135HP、読売ですら127HPもあったこと、
  さらにはリリーフ陣の防御率の悪さを考えると、今年のタイガースの
  リリーフ陣は質量ともに酷かったといわざるを得ない。
  特に、江草、筒井、川崎、小嶋などが総崩れし、ジェフの穴
  (=左のリリーフ)は全く埋まらなかった。





 �打撃陣の四死球が少なかった(今季リーグ最小)。
  2005年 571 → 2010年 446
  



 �一部、投手起用においては、裏目になった采配も多かった。
  但しこれは上記�とも絡んでくる部分もあり、全うな采配ながら
  リリーフ投手が仕事を全うできなかったとも言えるので、
  采配だけが100%悪かったとは言えない
  (・・・但し、最終的に「責任」を取るのは監督)。




 


 
 ※ちなみに、「終盤の勝負どころでクソ弱かった」というのは、
  もはやチームの伝統「タイガースクオリティ」に相当し、
  誰が監督やろうと一緒なので割愛します(爆)。



 



ということで、課題もたくさん残りました。


 


 



ただ、ここまで読んで頂ければ、真弓監督が、苦しい中での
2010年シーズンを、その手腕でチームを1つにして、何とか
闘い抜いたことがお分かり頂けたかと思います。





さすがに「真弓監督じゃなきゃダメだ!」とは申しませんが、



「真弓監督解任・更迭(他人から強制的に辞めさせられる)」
なんてことは論外!!!



ということもお分かり頂けたと思います。
どこに「他人に辞めさせらなきゃいけない理由」があるのでしょうか?















ちなみに「辞任・進退伺」などという話も出てますが、そもそもこれは
本人が判断すべきことであって、周囲が促すものではありません。
球団から続投要請があり、かつ真弓監督本人が
「2011年に絶対リベンジしたい!」
と言っているのであれば、もうそれ以上何もありません。






「じゃが〜しぃ!!オカダは2008年にV逸したときに、
 責任とって男らしく辞表出したやんけ〜!!
 真弓も男らしく、責任取って辞め〜や!!!」






と言う声も聞きます。




勿論、監督の本業を全うできたか否かではなく、
「チームV逸」に対し、チームを監督する責任者としての
「責任」を負って辞任というのも1つの選択肢だと思います。




 






が・・・、




 


 




真弓監督は「惜しくもV逸」としてはまだ1回目です。


 


岡田監督は、確かに2008年のときは



「誰かが責任を取らなアカンわな・・・」



とカッコええこと言って、見苦しいほどグシャグシャに泣いて
辞めていきましたが(笑)、よくよく考えてみると・・・、


 



05年 (リーグ優勝も、日本シリーズで恥辱フルボッコの4連敗)



06年 (優勝争いの天王山で山本昌にノー・ノーの屈辱でV逸)



07年 (優勝争いも、9月後半に屈辱の8連敗でV逸)



08年 (憎き読売に13ゲーム差を逆転され歴史的V逸)




の『4度目の正直』でようやっと辞任したんちゃうかと・・・(苦笑)。


 


 




  ・・・なぜか1つ前の日記につづくww。





































































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