ビッグマウス


 みなさんこんばんは、ハルッチです。今週末は天気が崩れて雨でしたが、個人的には非常に天晴(あっぱれ)でした。今日はその話をしたいと思います。
 

 金曜の夜は2000-2200まで会社メンバーでのフットサルがありました。今回はいつも通りの1900からではなかったのと、会社の残業調整で1700に既に帰宅したのとの合わせ技で、1.5hrくらい仮眠をとることができました。フットサルが終わり、早急に帰宅し2.5hrほど仮眠をとりました。そして0300には最近フットサルで知り合ったメンバーの一人(だいちゃん、タメ)とコンビニで落ち合いました。
 そうです、昨日はその彼とその知人(ナンブさん:初対面で3歳上)と共に琵琶湖へ釣りに行ったのでした。ターゲットはブラックバスです。しかも今回はバスボートを借りての本格的な釣りであったため、夢と希望を持ちながらの釣りとなりました。実はその道中の時、まだだいちゃんと接したトータル時間は10hrも経っていなかったのです。以前の「ラッキーボーイ」にてお話しした声を掛けられたフットサルチームのメンバーがその彼でありました。それから我々と活動を共にしていましたが、数回フットサルでしか交わりはありませんでした。そんな彼が先週の前社の友人結婚式二次会(ボールボーイ参照)時に私へ電話をしてきました。
 





「来週釣りにいかへん?」

と。最初の出会い時に釣りをよくするという話を聞いていたし、その時の電話でGW中にボートで57cmを釣り上げたという話も聞いていたため、興味がありました。また、二次会で酒を飲んでハイになっていたのも手伝ったのでしょう。なので私は
 



「確かその日は予定はないから大丈夫だよ」
 
と了解したのでした。
 実は、私は本格的にバス釣りをしている人間と一緒に釣りに行ったことはありませんでした。かつて中学〜高校の時にナヲキやダラスやタシロ等と一緒に近くの池に行ったことはありましたが、あくまで我流でした。よって、大人になってから詳細を知っている人と行くのは今回が初めてでした。
 余談ですが、私の釣り具は高校からずっと使っているもので、リールはスピニングのHOLIDAY SPINというもので、ロッドはMEGA RAWDYという名もなき組み合わせでした。HOLIDAY SPINを二人に話したら何故だか笑われました。というか、そんなマイナーな一リールを知っているというのに驚きを隠せませんでした。




 かつてボートに乗ってバス釣りをしたことがなかったため、今回のオファーに心が動じぬわけがありませんでした。あの名作「千夜釣行」というTV番組にて

「ケン、フィッシュオン!」

というナレーションを皮切りに幾度となくビッグフィッシュとの激闘を繰り広げた船上のケンスズキ氏の雄姿を覚えている方は私だけではないでしょう。また、現在も続いている長寿釣り番組である「釣り・ロマンを求めて」にて、バス釣りの伝道師である村田基氏の

「フィーーーッシュ!」

という名セリフを発し、巨大なバスを釣ってきた姿を見て、いい場所やボートだから釣れるんだろうかとか思っておりました。しかし、それは紛れもなく

「真実」

でした。それが今回証明されたのでした。 












 私は道中に、今回は3匹30cmを超えるバスを釣れたら合格だと目標を掲げておりました。さすがにランカークラスは難しいと思い、現実的な数値を設定しました。だいちゃんは60cmオーバー、ナンブさんは50cmクラスを目指しており、今までの私の釣り感覚から外れているものでした。実家近くの池や陸(おか)っぱりでは夢のようなサイズであったので、正直
 


「この人たちはいわゆる釣り人達に見られる、特有のビッグマウスとやらか」

と思いながらも聞き流しておりました。まぁ目標を言うのは勝手ですからね。ちなみに、ブラックバスはラージマウスバス(オオクチバス)と言いますので参考までに。


 ついに0500に琵琶湖に到着しました。意外と早く着いたため、三重と滋賀は近いということを実感しました。天気は曇りで雨が降りそうという、バスの活性が上がりそう、且つ、スポーニングを終えたバスが体力を回復しようと餌を求める時期であり、なかなかの高条件とのことでした。カッパに着替え、長靴を履き、重装備でボートに乗り込みました。ちなみに二人ともスピニングタックルとベイトタックルを合わせて8本くらい持っていたので唖然としました。

「こんなに使うんや」

と呆気にとられました。しかも一つのタックルで4〜5万円はするとのことで、釣りは金がかかるスポーツであると改めて思いました。 




 だいちゃんがボートを運転し、沖へと進みました。私は自分のスピニングロッドに貸してもらったスピニングリールと、ベイトタックルの2本を使いました。まずはスピニングでワームを付け、ワッキーリグ(我々は10数年前ジャーシーリグと呼称していた)で狙っておりました。アクションの仕方、コツ(バスが食いつくタイミング)を教えてもらい、それを忠実に守り何回もキャストしました。すると、30分ほどで私に当たりがありました。そして彼らに駆け引きのアドバイスをしてもらい、無事釣り上げることができました。36.5cmでした。久しぶりに30台の大物を釣ることができ、ひとまず坊主逃れはできて安心しました。
 私の今までの最高サイズは47.5cmで、次が36cmでした。いきなりその2番目に代わる大きさだったため驚きました。それからさらに30分後にも私のロッドがしなりました。今度は35cmです。琵琶湖のアベレージは大きいと聞いていたけど、このクラスがポンポン釣れるので面白かったです。そして場所を変え、いよいよベイトタックルにてシャロー(浅場)をクランクベイトで狙いました。今までいわゆるハードルアーに対して一種の疑念を抱いていたのですが、前回のGWに海釣りをした際に、メタルジグでメバルをゲットしてからは、何だかいけそうな気がしていました。
 そして30分ほど経ったときに、急にラインが水中へ引き込まれたのでした。ロッドを立て早くラインを巻き、無事3匹目をゲットしたのでした。これも36cmありました。さらに違う沖へ出て、再度ワームで狙っていたところ、またしても私に当たりがありました。今回は少し重かったのですが、何とか船上へ上げました。38.5cmでした。

「バス釣りって面白いな」

改めて思いました。小バスしか釣ってきたことがなかったので、内なる興奮を隠さずにはいられませんでした。しかし、この時、実は私しか釣れていなかったのです。だいちゃんもナンブさんもノーフィッシュで、若干私は謙虚な大人の姿勢が求められていたのでした。

「皆さんの協力あっての釣果ですよ」

と。この発言が限界でした。あとはひたすら何故かみんなにも早く当たりがあって欲しいと願うばかりでした。
 それから数分後、やっとナンブさんが立て続けに2匹釣り上げました。しかし、40cmくらいのを釣り上げても決して大騒ぎはしておりませんでした。一方、だいちゃんは釣れない時間が続きました。そして1200を回った頃に、やっとだいちゃんにも当たりがあり、釣り上げました。なんと

「48.5cm」

でした。本当にでかかったです。私の最高サイズを超えておりました。間近で見ると本当に大きかったです。しかし、喜びはつかの間であり、すぐさま彼は更なる大物を狙い続けました。どうやら

「彼らはビッグマウスではない」

そう感じました。行きに発言した目標サイズは現実的な大きさなのだろうと感じました。また、釣り人特有の

「釣った魚のサイズ1.2倍掛け」

もなく、真実のみを口にする正直者たちであることも実感しました。彼らの中には私の価値観では決して計り知ることができない大きなものがあったのでした。























 結局、私はその後にワームとクランクベイトで1匹ずつ釣り上げ、1700までに最終的に5匹釣ったのでした。数量ではトップでしたが、サイズではだいちゃんが一番でした。ボート屋へ戻り、やっと雨と移動時の風による寒さから開放されたのでした。そして片付けてボート屋を後にし、みんなで飯を食べてから帰路へ着きました。帰りは疲れと眠気からへんなテンションでしたが無事にアパートへ着きました。

 今回は以前より思い描いていた体験ができた楽しい一日でした。また機会があれば行きたいと思います。そしてだいちゃんとの対面時間が一気に20時間ほど増えた価値ある一日でした。

「まだまだ面白いやつは沢山いる」

なので、これからもフットサル等を通じて色んな人と接してみたいと思いました。みなさんも出会いを大切にしてください。


 では今晩はお開きです。ごきげんようbyハルッチ
















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