
新潟vs川崎F@東北電ス<勝手なみどころ>
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稲葉孝大
2011年07月22日 22:26 visibility30
毎度のことですが完全な主観ですので、間違いなどありましたら申し訳ありません。明日現地で観戦予定です。
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<新潟>
川崎とは対照的に開幕5試合負けなしとスタートダッシュに成功したが、チョ・ヨンチョル(以下、チョ)の離脱と共に成績も急降下。上位争いをしていたはずが、気づけば残留を争う位置に来てしまった。それでも、チョの復帰戦となったアウェイでの鹿島戦に勝利するなど徐々に持ち直しの兆しを見せ始めている。
だが、負傷明けということもありおそらくこの試合も途中出場が濃厚だろう。そこまでに何とか試合をイーブンな形で展開したい。チョのパファーマンス次第でチームの結果が左右されるほど、彼如何で別のチームになる程影響力があるはず。それは代えが効かない選手ということであり、ここまでの成績にも表れている。昨年までもマルシオ・リシャルデス(以下、マルシオ)という強烈な助っ人の存在が大きく、彼1人で試合を決める試合もあった。その助っ人なき今、チームを救うのは間違いなくチョの存在だ(ブルーノ・ロペスもね)。
さらに助っ人として柏からDFならマルチにこなす村上と、ブラジルからハファエルが加入(後者はまだ未登録)。特に酒井高が右SBを務めているところをみると、DFの台所事情はかなり苦しいのではないかと思っていたが、村上の加入で目処がつくだろう。
今節はDFの成長株である新潟の星、鈴木が出場停止となり、川崎同様DFの選手を欠く戦いになる。厳しい戦いになるかもしれないが、反撃の狼煙を上げるには絶好の機会だ。
<川崎F>
シーズン当初は黒星が先行し躓いたが、相馬監督の目指すサッカーが浸透してきたからか、1試合平均2点を奪う爆発的な攻撃力と最後まで諦めない粘りで、一気にペースが上がってきた。開幕から柏や横浜が上位争いを引っ張ってきたが、川崎が加わることは間違いないだろう。
ただ、今回は不安要素が2つかある。試練とも言うべき試合だ。
1.負傷者が続出していること
前節の柏戦では前半途中に矢島が、HTには柴崎が相次いで負傷交代を余儀なくされてしまった。さらに体調不良の中村や、浦和戦で負傷した稲本など戦列を離れている選手が多く、今節はDFの主力である井川も出場停止で欠く厳しい状況だ。
だが、小林や田坂、登里などが代役以上の働きを見せ、首位の柏を下している。選手層の厚さを示したと共に、強豪の一角としてチーム力を見せつけた。この勝利を意味あるものにするためにも負けられない。
2.アウェイのジンクス
川崎は内弁慶の傾向が強く(今年の大宮は外弁慶だけど)、ホームでは絶対的な強さを誇るが、アウェイでは中々勝ちきれない。如実に表しているのが意外なことに、ビッグスワンの独特な雰囲気が苦手なのか同会場では未だ勝利がないのである。しかも新潟とのアウェイでの成績は2勝1分11敗と大きく負け越している。ただ、これは過去の数字であって今はただ目の前の試合に集中するだけだ。
追筆するとリーグ戦ではアウェイで2連敗中。横浜、浦和と連敗している中で未だ勝利のないビッグスワンでの戦い。勝るのはチーム力かジンクスか。この試合を乗り越えられれば、J1の頂きが見えてくる。
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